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スマホ説教 スマホで福音

日本キリスト教団王子北教会 http://romantischeironie.wix.com/godisnowhere から福音を発信します。スマートフォンなどの画面でも読めるような、なるべく短い、キリスト教のメッセージを語れたらいいなと思います。

わたしをやわらかにする

聖書 ペトロの手紙 二 1章19節(新共同訳)

こうして、わたしたちには、預言の言葉はいっそう確かなものとなっています。夜が明け、明けの明星があなたがたの心の中に昇るときまで、暗い所に輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください。

真っ暗闇のなかを歩いたことがありますか。

穴なんてないと分かっていても、落ちてしまいそう。こわばり小股で歩く。

 

忘れられた月の満ち欠け。けれど漆黒の道、満月の夜はなんて明るい。

銀にまぶしい道、浮き彫りになる自分の足。

 

その光ひとつで、わたしの足はやわらかに。

その言葉一つで、わたしはやわらかに。

あなたの受苦が記される

ヨブ記1章9~11節(新共同訳)

サタンは答えた。「ヨブが、利益もないのに神を敬うでしょうか。 あなたは彼とその一族、全財産を守っておられるではありませんか。彼の手の業をすべて祝福なさいます。お陰で、彼の家畜はその地に溢れるほどです。 ひとつこの辺で、御手を伸ばして彼の財産に触れてごらんなさい。面と向かってあなたを呪うにちがいありません。」

理由なく酷い目に遭う人がいる。かける言葉もない。

理由なく酷い目に遭う自分がいる。言葉も出ない。

それでも感謝できるか?残酷な問い。

神はこの残酷を抱きとめる。問うあなたを突き刺す痛みを、ともに痛みながら。

あなたは居る

イザヤ書35章5-6節(新共同訳)

そのとき、見えない人の目が開き/聞こえない人の耳が開く。そのとき/歩けなかった人が鹿のように躍り上がる。口の利けなかった人が喜び歌う。荒れ野に水が湧きいで/荒れ地に川が流れる。

そこにたしかに生きており、息をしており、意志を発している

だが、居ないことになっている 居なかったことにされている

透明化されている 色もかたちも、熱さもあるのに

あなたは居る 

あなたが躍り上がり、喜び歌う

そのみずみずしさの恢復

そのために、キリストはここに。

聖書 マタイによる福音書4章1-2節(新共同訳)

さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。 そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。

“導かれて”、といえば聞こえがいい。だが“ひきずりだされて”、ではなかったと誰が言える。血肉のうるおいを残忍に吸い取る、荒れ野の力。

ここに人の関係はない。誰からも頼りにされない。なにもすることがない。ここにあるのは、渇きと飢えの、おのが身体のみ。

肩書無しの、肩書以前の、あなたの孤独。忙しさと忙しさのあいだの、エアポケットの不安と恐怖。イエスはすべて知っている。イエスはその骨で味わいぬいたから。

聖なる滑稽

聖書 使徒言行録12章12-14節(新共同訳)

こう分かるとペトロは、マルコと呼ばれていたヨハネの母マリアの家に行った。そこには、大勢の人が集まって祈っていた。門の戸をたたくと、ロデという女中が取り次ぎに出て来た。ペトロの声だと分かると、喜びのあまり門を開けもしないで家に駆け込み、ペトロが門の前に立っていると告げた。 

声だけで驚き、声だけで喜び、声の主を置き去りにする滑稽。喜びあふれる人は、自分が滑稽だとは気づかない。滑稽を気にしない。

腹のそこから喜んで、滑稽になれますように。その滑稽さで誰かを笑わせ、喜びへと誘うことができますように。

ただただもったいなくいただく

聖書 マタイによる福音書15章26ー27節(新共同訳)

イエスが、「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」とお答えになると、女は言った。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」

今日のメニューを期待すらせず、こぼれくるものをただ待ちうける。

おなかをすかせたちいさな犬が、食べこぼしを無心に舐め取る。

言葉もつ人が、言葉もたぬ犬のよろこびに、神の恵みを舐め取るいのり。

アーメン、アーメン、今日もありがとうございます。

ちいさな主が、うしろから

聖書 イザヤ書30章21節(新共同訳)

あなたの耳は、背後から語られる言葉を聞く。「これが行くべき道だ、ここを歩け/右に行け、左に行け」と。

あなたのうしろから語りかける主。そのまなざしは、あなたとおなじものを。

あなたが視る世界とおなじ世界を視る主。あなたが痛む苦しみとおなじ痛みを苦しむ主。

あなたとおなじほうを、うしろからそっと。

そんなちいさな、傷だらけの主の声が聴こえますか。