要約できない「それ」
聖書 ヨブ記28章21~23節(新共同訳)
28:21 すべて命あるものの目にそれは隠されている。空の鳥にすら、それは姿を隠している。22 滅びの国や死は言う/「それについて耳にしたことはある。」23 その道を知っているのは神。神こそ、その場所を知っておられる。
元気にやっているとき、順調なときには、気にもならないこと。でも、生き辛さを痛感しているときには、衝き上げてくるもの。
なぜ?わたしがなにをしたと?どうして、こんなめに遭わないといけない?どうしてわたしでなければならない?─────「それ」が知りたい。滅びの国や死に瀕した時にこそ、耳に響いてくる「それ」の答えを。
「それ」を渇き求めるあなたの痛み。他の誰にも代わってもらえない、あなただけの痛み。言葉にならない、あなただけの「それ」を、イエス・キリストはすべて受け止めて下さいます。ご自身の、身を裂かれる十字架の痛みによって。神が「知る」とは、神があなたの痛みに、ご自身を傷ませつつ、深く関わって下さることなのです。