わたしをやわらかにする
聖書 ペトロの手紙 二 1章19節(新共同訳)
こうして、わたしたちには、預言の言葉はいっそう確かなものとなっています。夜が明け、明けの明星があなたがたの心の中に昇るときまで、暗い所に輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください。
真っ暗闇のなかを歩いたことがありますか。
穴なんてないと分かっていても、落ちてしまいそう。こわばり小股で歩く。
忘れられた月の満ち欠け。けれど漆黒の道、満月の夜はなんて明るい。
銀にまぶしい道、浮き彫りになる自分の足。
その光ひとつで、わたしの足はやわらかに。
その言葉一つで、わたしはやわらかに。