今すぐでなくていい
聖書 テモテへの手紙 二 4章6節以下(新共同訳)
わたし自身は、既にいけにえとして献げられています。世を去る時が近づきました。わたしは、戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走りとおし、信仰を守り抜きました。今や、義の栄冠を受けるばかりです。
神が決めた道は、まるで一歩も前に進んでいないような、むしろ退行さえしているような、中断や挫折の道。
「この道を走る意味は?」
意味は道そのもの。どこかだけを切り取ってみても分からない。道全体を見渡せるのは神のみ。
ただ死へと疾走しているのではない。限りある命を走る、あなたは神の目に貴くうつくしい。